【バス釣り】ルアーカラーの選び方・考え方

バス釣りでルアーカラーの選び方が分からないと言う人も多いと思います。今回は、一般的なルアーカラーの選び方について、ルアーカラーで釣果に差が出ると仮定し、その要因を分析し、最適なカラーの選び方について考えてみました。


ルアーカラーにより釣果の違いがある(仮説)

同じ時間に同一のルアーを使ってもカラーにより釣果が変わる経験をしたことがあると方もいらっしゃると思います。勿論、完全に同一条件でルアーカラーの違いを試せるわ訳ではないので完全ではありませんが、ルアーカラーにより釣果が異なるという仮説に基づき考えてみます。実際に、プロアングラーもカラーの違いで釣果が変わるという経験を話す人も多くいます。


ルアーカラーの違いによる条件【まとめ】


見えやすさ(色の反射)

ルアーカラーで釣果に差が出る場合の条件を考えてみました。ルアーカラーには大きく分けて、シルバー系、ゴールド系、ホワイト、ピンク、チャートリュース等の見た目が派手なカラー、ブラック、グリーンパンプキン、ウォーターメロン等のダーク系カラーがあります。これらのカラーは定番カラーで多くの人が釣った経験があるカラーだと思います。例えばクランクベイト等は、シルバー、チャート、ピンク等のカラーが良く釣れると言う方も多いと思います。ワームではブラック、グリーンパンプキン等のダーク系カラーが比較的好まれる傾向があります。ルアーの見えやすが変わる要因は、ルアーカラー、光の量、水の透明度等が条件になります。例えば、水中の透明度が高く光の透過度が高い場合、反射率が低いルアーカラーでもバスが見つける事ができます。一方、マッディーウォーターや雨の影響で濁りが入った場合はその逆になります。また、水深が深く、光の量が多くても光が届かないためルアーが反射しにくい場合もあります。この様に、ルアーのカラー、光の量、水の透明度、、水深等が条件になります。


反射率


銀(シルバー)と金(ゴールド)


引用:http://www.kiriya-chem.co.jp/q&a/q26.html

グラフは、金、銀、銅の波長毎の光の反射率を現しています。数値が高ければ高いほど反射率が高くなります。ルアーカラーにはベイトフィッシュを意識したカラーとしてシルバー系、金系等のメタリック系のカラーがあり必ずどのメーカもラインナップしているカラーです。光を反射するという意味で最も反射率の高いカラーはシルバーです。反射率を光の色で表すと、銀では赤が98%、緑98%、青97%になります。全ての波長で反射率が高く、鏡の様に反射します。一方、金の反射率は光の紫外域(400 nmより左側)から可視域の短波長側できわめて低く、可視域中央の550 nmの部分より高くなり始め、600 nmで62%、遠赤外では98%の高い反射率を示します。赤-黄-緑の反射率が高く、それより波長の短い青-紫の反射率が低くなります。横軸の波長は光の携帯です。光の形態は、天候等により変わります。銀はどの様な光の状態でも反射率が高く、光の状況で銀と同等、光の状態で銀に著しく劣る反射率となります。つまり、光りで魚に存在を知らせる場合、圧倒的に銀(シルバー系)のカラーが有利になります。


スピナーベイトのブレードカラー

スピナーベイトのブレードカラーの話で、水がクリアな場合はシルバー、濁ったマッディーウォーターではゴールド系が良いと言われますが、この結果で言うと、どんな時もシルバーの反射がゴールドに比べ良い、または同等であるため、反射でバスに存在を知らせると言う意味ではシルバーがあれば問題ない(ゴールドをカバーする)と言う結論になります。


色の反射率


引用:http://rock77.fc2web.com/main/color2/color2-1-3.html

色の場合、反射率は白が100%反射し、黒は100%吸収します。次に赤、黄色は波長の長い光を反射しやすく、青、紫は反射率が低く色を吸収しやすい色です。緑はその中間程度です。赤も波長が長い領域ではシルバー、ゴールドには負けますがそこそこ反射します。


背景色の違い(コントラスト差)

バスがルアーを目で識別する場合、背景色の違いによりその見えやすさは異なります。これは、ルアーカラーとその背景のコントラストの差による見えやすさです。例えば、晴天時のクリアウォーターでトップウォーターを使う場合、晴天の空の色を背景色とした場合、青に対してコントラストの差が大きい黒等のカラーは、はっきり見えやすいカラーになります。また、中層からボトムを見ているバスでは、ボトムの色が背景色になります。ボトムが砂地の場合は黄色に近い色、泥であれば茶色、ハードボトムのゴロタ石であれば、灰色、黒に近い色になります。これら背景色に対しコントラスト差が大きくなるカラーは、バスにとって見えやすい色になります。また、ボトムの色は水深により光の届き方が異なるため、同じカラーのルアーでも見えやすさが異なります。従って、バスがどの様な位置からルアーを見るか、天候、水深により認識しやすい色が異なります。


スポーニング時期は赤が有効

スポーニング時期のルアーカラーとして有効と言われているルアーカラーとして赤があります。スポーニングは春の水温の冷たい時季に行われます。スポーニングはプリスポーンの時期にディープで越冬したバスが浅場に差してくる時期で、水温も比較的低いためプランクトンも少なく水質はクリアに近い状態です。水深は5m前後と水中も比較的明るい状態です。カラーチャートでは、ブルー、水色程度の色にあたると考えられます。これに対し、カラーチャートの反対側の色は赤に近い色です。コントラストで考えると最も目立つ色の組合せになります。このことから、コントラスト差があるカラーの組合せはバスに認識されやすく釣れやすいと言えるかもしれません。

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夜釣りは白(ホワイト)

バス釣りで夜釣りをする場合、圧倒的に明るい色の反応が良くなります。特に反応が良いカラーはホワイトです。ホワイトは光を全て反射します。僅かな光でも反射するためバスの反応が良いと考えられます。


ワームは定番のブラック

過去、ゲーリーヤマモトのサイトで、バスプロが好むワームカラーを集計したことがあります。集計の結果、多くのバスプロは黒が最も良く釣れるカラーという結果になりました。黒は、光りを全て吸収するため、水中でコントラストがハッキリします。これによりバスが認識しやすいカラーになると推定できます。霞ケ浦水系の様なマッディーレイクでも黒は良く釣れます。これは、コントラスとがハッキリしバスに認識させやすいためだと推定できます。


本物らしさ

バスは、そのフィールドで主に主食をするベイトカラーを選択的に捕食する場合があります。例えば、ボトムでエビを捕食しているバスにワカサギカラーのルアーに反応しにくい等です。そのフィールドでバスが何を捕食しているか、捕食しているベイトのカラーは何色か等を意識すると釣果に差が出る場合があります。反射率、コントラスト差と合わせて考えると効率良く釣果をあげることができるかもしれません。


一般的な推奨カラー

バスプロ等、バス釣りが上手い人の話では、クリアな水質では、よりナチュラル(自然)に近いカラー、例えばベイトフィッシュに近いカラー等を推奨するのが一般的です。具体的には、シルバー系、ゴースト系等のカラー等です。一方、マッデーウォーターでは、見た目が派手な色、具体的には、チャートリュース、ピンク等のカラーを推奨する場合がほとんどです。この推奨カラーについては、概ね、どのバスプロも似たような見解である場合が多く、それは幾多の経験に基づく正しいデータであると言えます。


ナチュラル系のカラーについて

ナチュラル系のカラーは、シルバー系、ゴースト系のカラー等で、クリアウォーターでは反射率の高いルアーになります。この様な場合は、反射率の高い赤系、コントラスト差が大きい黄色系も有効と推定できます。


派手目のカラーについて

ピンク系のカラーは、反射率も高く、マッディーウォーターとのコントラスト差も大きくなるため、定説通り有効と言えるかもしれません。白濁り等の場合は、コントラスト差があるブラック系のダーク系カラーも有効ではないかと思います。




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まとめ

いかがでしたか。今回は、定説で言われているルアーカラーがなぜ釣れるかを色の反射率、コントラスト差などから考えてみました。意外と理屈通り反射率の高いカラー、コントラスト差が大きいカラーが釣れやすいカラーと一致する結果となった気がします。是非、参考にしてみてください。